INTERVIEW

社員インタビュー

2015年入社

HOMES岐阜本部校・鷺山校・志門塾鷺山校 講師(玉井式国語的算数教室責任者) / 小学生の算数・国語、中学生の英語

野々村 優里

Nonomura Yuri

HOMES で過ごすうちに、私はHOMES が好きになり、私の大切な居場所になりました。

入社までの経緯を教えてください。

私がHOMESに出会ったのは、高1の秋でした。

当時、学校も家も居心地が良くないと感じていた私は、逃げ場を求めて毎日開いている自習室を探していました。家が厳しかった私は、塾なら通わせてもらえると考えたからです。そんな時に、家の近くにあったのが現在の地に移転する前のHOMES 岐阜本部校でした。

学校が終わり、そのままHOMES に直行し、夜ご飯の時間になったら一度家に帰り、また塾に戻る、そんな生活を繰り返していました。

ただ、夜ご飯の時間になるまでのわずかな時間は勉強する、というよりは事務の方や先生たちに話を聞いてもらう、もしくはぼーっと自分の時間を持つために行っていました。(ちゃんと夜ご飯を食べてからは集中して勉強していましたよ!笑)

私にとっては、家族や友達でない方に話を聞いてもらう時間や、ひとりになる時間がとても大切でした。自分が自分でいるためにも、本当に必要な時間だったんです。

家族というコミュニティの中の自分、友達というコミュニティの中の自分、どれもありのままの本当の自分だけど、そんな自分でいることに疲れてしまっていました。入塾して2ヶ月後、ある先生に出会いました。

その先生は私が1人でぼーっとしたりしているといつの間にかやって来て、無理に話を聞き出すわけでもなく、その時間に付き合ってくださいました。頭ごなしに勉強しろとは言わず、私が話したいときは真剣に聞いてくれる、そんな先生でした。

その先生がいなければ、今の自分は絶対にいなかったと思います。そうやってHOMES で過ごすうちに、私はHOMES が好きになり、私の大切な居場所になりました。

よくHOMES では第2の家という言葉を使いますが、HOMES は本当に私にとっての第2の家です。

そして大学生になり、非常勤講師として働かないかと声をかけていただきました。HOMES は大好きだし、身近な非常勤の先生の白衣に憧れもあったし、やりたい気持ちもありました。

ただ、私には自信がありませんでした。

勉強も得意なわけではない、ただHOMES が好きで、子どもが好き。私にはそれだけしかなかったんです。非常勤はアルバイトだけど、他のアルバイトとは違って、担当した子どもの人生に関わる大きな仕事です。

だから、ふたつ返事でやりたいです!とは言えず、5月いっぱいまでは考える時間をもらいました。

そんな時、ふと、私が生徒の時に何度か後輩の子たちから勉強を教えて!と言われたことを思い出しました。後輩の子たちと少ししか変わらないのに、自分を頼りにしてくれて、分かった!とか、ありがとう!と言ってもらえたことがすごくうれしかったんです。

だから、自信はないけど非常勤をやってみたい!という気持ちが強くなり、働かせていただくことにしました。

やがて大学3年生の12月になり、就職活動の時期になりました。履歴書を書くのがすごく苦手で苦痛でした。長所や自己PRを書くところがあると思うのですが、何も思いつかないし、これが長所です!!って言いきれるものが私にはありませんでした。日本の社会に、あなたの長所はなんですか?会社にどんな貢献ができますか?そんなことを何度も聞かれても、自分にできることは何もないんじゃないかってずっと思っていました。だから、書類審査は通っても、面接に行く勇気がありませんでした。

就活が初めて自分自身と向き合う機会になったと思います。そして、自分が本当にやりたいと言えるものが何なのか、ということをしばらく考えました。

最終的に出た結論は、「HOMES で子どもたちの居場所をつくりたい」ということでした。

私が大好きな先生たちに居場所をつくってもらったように、私も子どもたちが悩んだときに、その子たちが少しでも生きやすくなる手助けができればいいなと思いました。

自分のやりたいことが分かっても、自分に自信をつけるためにまずは学力をつけようと思い、すぐには選考には進まずに待っていただき、勉強をしてから選考を受けさせていただきました。そして内定をいただき、2015年に入社させていただきました。

ずばり、HOMESはどんな場所ですか?

第2の家です。

私にとってもそうであるように、HOMESは生徒のみんなをはじめ、非常勤の子たちや、社員、すべてのHOMESに関わる人をありのままで受け入れてくれるあったかい場所です。

そんなHOMESでいられるのは、社長が個性的な私たちを受け入れてくれるからだと思います。

社会人はこうあるべき、こうしないといけない、そんなことがHOMESでは何もない。ありのままの自分で、自分にできることを頑張り続けることで成長させてくれる、そんな場所でもあると思います。

子どもたちとの印象に残っているエピソードを教えてください。

私は小学1年生から3年生までの集団授業も受け持っています。そこで担当させていただいた子の話をさせていただきます。

勉強は得意といえる子ではありませんでしたが、入塾したときから宿題だけでなく、追加で渡したプリントも毎週必ずやって持ってきてくれました。

しかし、その子と一緒に話をしていてたびたび気になる発言がありました。それは、「だって私、バカやもん」という言葉でした。それも笑いながら言うんです。

それを聞くたびに私は悲しい気持ちになり、胸が締め付けられました。

きっと、そう言わせてしまう背景には、塾だけでなくお家でたくさん勉強してもなかなかテストの結果に結びつかなかったせいもあるな、とその発言を聞くたびに自分の不甲斐なさのせいではないかと感じていました。ただ、その度にその子に関わり続けるしかない、そしてもっと自分に自信を持ってもらいたいと思いました。

入塾してまる2年が過ぎようとした頃、ついに塾のテストで90点近い点数を取ることができました。テストを返却したときのその子と親御さんの喜ぶ表情はこれからもずっと忘れません。そしてそれが、私の頑張り続ける原動力にもなっています。

一緒に働いている社員や非常勤の子とはどんな風に関わっていますか?

入社して6年目に入ろうとしていますが、先輩方は私が生徒のときに非常勤の先生だった方が多いので、正直まだ自分が生徒だった頃の感覚が抜けなくて、つい「〇〇先生」と呼んでしまいます。先輩方は分からないことや困ったことがあるときに、いつでも力を貸してくださるので本当に感謝しています。ただ、思ったことは言ってしまう性格なので、意見が合わないときはたまに反抗してしまうこともあります。そんなときは、“やってしまった”と後悔することが多いです。

後輩の子たちと関わるときは、自分が先輩でいるという意識よりかは、かわいい妹や弟と関わっている感覚が強いですね。

私が先輩っていう存在であることに歯がゆいし、なんだかおこがましいです。後輩の子たちにとって、困ったときは「ちょっとゆーりさんに聞いてみよう!」と思ってもらえるような存在でいられたらうれしいです。

HOMESは非常勤の子たちがいて初めて成り立つ場所だと私は思っています。

非常勤の子たちは大学の勉強で忙しい中、時間をつくって働いてくれている、だからどんなときも感謝を忘れずにいたいです。そして、非常勤として働いてくれている子たちはSHIMON GROUPの卒塾生が多いのも現状です。生徒のときから、HOMESのことを好きでいてくれた子が非常勤として働いてもギャップなく、変わらずHOMESを好きでいてほしい、そんな気持ちを持って非常勤の子たちと関わっています。

今後、HOMESで頑張っていきたいことはありますか?

今年度から私は玉井式国語的算数教室の責任者をさせていただくことになりました。私は自分に自信がないし、そんな重大な役を任されるような立場ではないと最初はお断りさせていただきました。

しかし、玉井式を好きな気持ちは他の子たちにも負けないし、任せていただいた以上は最後までやり切りたいと思っています。

玉井式は本当にいい教材ですし、もし私が幼い頃にあれば絶対にやりたいと思える教材です。だから、1人でも多くの方に知ってもらって、SHIMON GROUPに通ってもらいたいと思っています。

そのためには、授業力の向上はもちろんのこと、保護者の方向けに情報の発信もしていければと考えています。

それをチーム玉井の後輩の子たちと一緒になって頑張ることで、より良い形でHOMESの小学生を盛り上げることに繋げることができればうれしいです。

 

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